独り言で暴言を言われると、たとえ自分に向けられた言葉ではなくても強い恐怖を感じますよね。
本当は止めてほしいと言いたくても、恐怖心からなかなか言い出せない思いをしてはいませんか?
私の夫も普段から独り言が多いのですが、上手くいかないことがあると暴言を吐くし、やめてほしいとお願いしたら「うるさい」と逆に怒鳴られた経験が・・・。
この記事では、夫の独り言に耐えること20数年の私が実際に試した方法をもとに、解決するための対策法をご紹介しています。最終的に私の夫の暴言が軽減した体験につてもご紹介しています。
さらに、独り言で暴言を吐く夫の心理と、その背景についても調べてみました。
このサイトにたどり着いたということは、きっとあなたが「止めてほしい」とお願いしても効果がなかったか、恐怖でお願いすることさえできない状態だからだと思います。
この記事を読んで、夫婦で過ごす時間が少しでも安心できるものに変わるヒントになると嬉しいです。
独り言で暴言を吐く夫へ5つの対処法
たとえ自分に向けられた言葉ではなくても、暴言は怖いですよね。
言葉そのものもですが、独り言が暴言になる時は声も大きくなっていることが多いので、より一層恐怖を感じるのではないでしょうか。
周囲に相談したら「放っておけばいい」と言われたことがありますが、聞くに堪えないしうるさいから放置も出来ない・・。
放置できるものならそうしますが、暴言は生活に支障が出ることも多く、放置できないですよね。
ここでは私が実際に試みて効果を感じた、独り言で暴言を吐く夫への、すぐに出来る対処法を5つご紹介します。
会話で夫の悩みやストレスを聞き出す
まずできる対処法としては、会話をして夫の悩みやストレスの原因を聞いてみることです。
夫の独り言や暴言は、悩みやストレスからくる場合もありますので、心の負担を軽減することができれば、独り言や暴言が起こりにくくなります。
会話をするときは、タイミングをみて一日の中で落ち着いた雰囲気の時に話しかけてみてください。
その時に悩みやストレスの原因を打ち明けられた場合は、気持ちに寄り添い理解を深めようとする姿勢が大切です。
私の場合は効果的と言えない結果でしたが、悩みやストレスが原因の場合、直接あなたが問題を解決できなくても、共感するだけで夫の心が軽くなり改善される可能性があります。
独り言や暴言の原因を突き止める
独り言や暴言の原因には、ストレスや悩みだけでなく、病気や障害によるものの場合もあります。
病気や障害が原因の場合は、あなた一人の力だけではどうしようもありません。専門家の力を借りましょう。
独り言や暴言が増えたり話し合ったりしても改善されない場合、専門家やカウンセラーへの相談も検討しましょう。精神的な問題や病気が原因の場合、専門家の知識や技術を利用することで適切な対処方法や治療を受けることができます。
また、カウンセリングを受けることで、夫婦間のコミュニケーションも改善されることがありますよ。
病気や障害が原因かもしれない場合の見分け方については、後ほど詳しくご紹介します。
夫と共にストレス発散法を見つける
夫婦でストレス発散法を見つけることは、お互いの精神的なバランスを保ち、円満な関係を維持することに繋がります。
具体的なストレス発散法を一緒に考え、試してみましょう。
例えば、趣味を共有したり、運動を一緒に行ったりすることで、ストレス解消ができるかもしれません。
趣味や運動は、ストレス解消に非常に効果的です。
共通の趣味を見つけることで、夫婦間のコミュニケーションが増え、絆が強まります。そして運動をすることで、ストレスホルモンの分泌を抑えることができ、リラックス効果が期待できますよ。
また、一緒にリラックスできる時間を大切にすることも、ストレス軽減に繋がります。
ゲーム中の独り言については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
一緒に運動してみたこともありますが、私と夫の身体能力に差があり過ぎて、私のペースでは夫がストレスを感じることに・・。
趣味や運動は、あなたのペースに合わせて興味を持てるものを見つけてみてください。
家族での楽しい時間を過ごす
家族で楽しい時間を過ごすことは、夫婦関係や家族間のコミュニケーションを促進し、ストレスを軽減する効果があります。
お子様がいる家庭なら、一緒に出かけることで親子間のコミュニケーションも増えますよね。
例えば、家族旅行やレジャーや外食、映画鑑賞など、共通の目的を持って楽しむ時間を大切にしましょう。
これにより、家族の絆が強まりストレスが解消され、独り言での暴言の改善に期待ができます。
話してもダメな時は逃げることも大事
暴言にただただ耐えることは苦痛でしかありません。
私も何度か止めてほしいとお願いをしたことがありますが、結局火に油を注ぐことになり、暴言は酷くなりました。
話し合ったり、静かにしてほしいと言っても聞く耳を持ってくれない時は、その場から逃げることも大事です。
暴言を吐く状態の時は、何かに苛立ちや怒りを感じているからですよね。
一緒に暮らす家族のことを顧みずに、自分勝手な感情だけで家族に不快感を与えるような人とは物理的に距離を置くことも対処法の一つですよ。
我慢する必要はないので、限界と思った時にはどこか安心して過ごせるところに身を置いてくださいね。
物理的に距離を取ることで、夫も冷静になり、暴言を吐いたことを反省するかもしれません。
独り言で暴言を吐く夫の心理!家族への影響も
夫の独り言や暴言に悩んでいる人は少なくありません。
私もどうにかしたくてネットで検索をしてみると、同じように悩んでる人をたくさん見つけました!
夫が独り言で暴言を吐く理由としては、悩みや職場でのプレッシャーなどがあり、ストレス発散のためが多いです。
ここでは夫の独り言と暴言の理由、その行為が家庭に与える影響について詳しくご紹介します。
独り言を言う夫の心理とは?
夫が独り言を言う心理は、自分自身と向き合いたいという気持ちが強いことが一因です。
そして独り言をつぶやくことで、悩みや疑問を整理し、気持ちをリセットしようとしています。
また、独り言を言っている場合、夫は人とのコミュニケーションが上手く取れていない可能性もあります。独り言を通して、自己確認を行い、自分を励ますことが重要な場合があります。
暴言を吐く夫の心の背景
暴言を吐く夫の心の背景には、ストレスや悩みの解消方法が見つからないことが多くあります。
職場のプレッシャーや人間関係の悩みが溜まり、心に余裕がなくなった結果、暴言を吐くことで感情を発散しようとしているのです。
そして夫が感じる家庭内の不満やストレスも、暴言を吐く原因になります。
家族とのコミュニケーションが十分に取れていない場合や、期待を裏切られたことにより、感情が爆発してしまうことがあります。
独り言や暴言が夫婦関係に及ぼす影響
独り言や暴言が夫婦関係に与える影響は大きいです。
独り言を言う夫に対して、大丈夫かなと心配になることがあります。また、暴言は夫婦関係に亀裂を生じさせ、愛情が失われることがあります。
夫婦間でのコミュニケーションがうまくいかなくなることで、お互いの距離が離れていき、関係が悪化することで暴言が酷くなることも・・・。
止めてほしい暴言が増えるという悪循環になるので、早めに対策することが必要になります。
家族や子供たちへの影響を考える
夫の独り言や暴言は、家族や子供たちにも影響を与えます。
子供たちは、親の言動を見て育ちますので、暴言が続くことで子供の言動や態度にも悪影響が出ることがあります。
また、家族全員がストレスを感じることで、家庭内の雰囲気が悪化し、楽しい家庭生活が送れなくなることも・・。
家族の幸せを守るためにも、夫の独り言や暴言への対処が求められます。
独り言で暴言は病気の可能性も!心配な場合を解説
頻度が少なかったり、イラっとした時とっさに出たりと、誰にでも経験がある独り言の暴言であれば心配はいりません。
しかし独り言で暴言が酷い場合には、病気や障害の可能性もあります。
ここでは病気や障害が心配される独り言の暴言の見分け方や考えられる病気・障害をご紹介します。
頻度が多い・突然大声を出す
独り言で暴言の頻度が多かったり、突然大声で暴言を言う場合は注意が必要です。
暴言は精神状態が不安定な時に出るものですから、周囲の迷惑を考えずに何度も言ったり大声を出したりすることは、感情のコントロールが出来ていない証拠。
あなたの夫は、仕事などで過度なストレス状態が続いていませんか?ストレス状態が続くと精神状態が不安定になりやすいです。
暴言は怖いものですから、なかなか夫の様子を伺うのは難しいこともあるかもしれませんが、暴言が増えた・大声が増えたと感じた時は言っていない時の表情なども確認してください。
笑顔が減っていつも暗い表情をしている、食欲が落ちている・または増えたなど、いつもと違う場合には病気の可能性があります。
考えられる病気・障害
独り言の暴言で考えられる病気や障害には、次のものが考えられます。
- 統合失調症
- うつ病
- アスペルガー症候群
- トゥレット症候群
- 認知症
少しでもおかしいなと感じた場合は、すぐに対処することで、問題解決の方法が見つかります。
気になる場合は、早めに専門医に相談してください。
【体験談】夫の独り言で暴言を吐く回数が減ったきっかけ
私は長い間、夫が独り言で暴言を吐くことに怯えて生活をしていました。
ただ、当時の私には「逃げる」や「夫から離れる」といった選択肢は考えられず、結果的に子供たちにも辛い思いをさせることになりました。
しかし今では、怯えることもなく生活が出来るようになっています。
ここでは夫の独り言で言う暴言が減ったきっかけをお伝えします。
夫の暴言はゲーム中が多かった
私の夫が独り言で暴言を吐くときは、自分の思い通りに事が運ばない時です。
その中でも、ゲームで思い通りにプレイできない時に苛立ちを隠すことなく暴言を吐きます。
ゲームは家にいる時間、つまり夜にプレイすることがほとんどのため、夜に夫の暴言が家中に響き渡る状態だったのです。
夜中まで暴言が聞こえ眠れない日々
ゲームに熱中すると時間を忘れて夜中までプレイしていました。子供たちの就寝時間もお構いなしです。
子供たちも眠れない状態でしたので、私が夫に「少し声が大きくて眠れないから、静かにしてくれないかな」と言ったところ、返ってきた言葉は・・
「お前の方がうるせーよ!黙れ!○ね!」
と、衝撃的な返事でした。
それ以来、恐怖から注意することも出来ず、ただただ耐える日々。
経済的に夫に依存していた私は、夫がいなくなっては生活できないと思っていましたので、家を出るという選択肢も考えられませんでした。
子供たちのおかげで目が覚めた
私は暴言に怯える生活の中、恐怖心でいっぱいだったこともあり、一番大切な「子供たちの気持ち」を置き去りにしてしまいました。
耐えていたのは私だけではなく、子供たちは私以上に辛い生活を送っていたことに気づけませんでした。
そんなある日、当時小学生だった下の子が、ゲームをしようとした夫に、「ゲームなんてやらないで!」と強い口調で言ったのです。
それを聞いた夫は「生意気なことをいうんじゃねぇよ!文句があるなら出ていけ!」と信じられないことを言い、手を挙げようとしたのです。
それを見た瞬間、私の中で何かがプツっと切れて、気がつけば夫の胸ぐらを掴んでいました。
私の態度が豹変したことで夫が変わった
「お前、今何した?何したか言ってみろよ!!」
胸ぐらを掴みながら私が夫に放った言葉です。
私は普段から言いたいことも言えず大人しいタイプの人間です。夫婦生活でも夫に反論したことはありませんでした。今思えば、私と夫は「夫婦」ではなく、当時は「主従関係」のような状態だったと思います。それをおかしいと思えないほど麻痺していました。
しかし、子供に対する夫の言動を見て、やっと目が覚めたのです。そして、そこまで子供を追い詰めたことを恥ずかしく思いました。
胸ぐらを掴まれ怒鳴られた夫は、見たこともない怒りに満ちた私の表情を見て、怯えていたのを今でもハッキリ覚えています。
子供に手を挙げた時点で、子供を守るためにも家を出るべきという考えもあるかもしれませんが、私はすぐに家を出ることはしませんでした。
ただそれ以来私の中で、「子供に害があるなら夫なんか必要ない」と思えるようになり、夫に対してハッキリ物を言うようになりました。
すると、夫の言動にも変化が現れたのです。夫はようやく自分の暴言を自覚するようになったようでした。
夜中までゲームをすることはなくなり、ゲームが思い通りにならない時は、一旦止めて気持ちが落ち着くまでゲームから離れるようになったのです。
状況を変えるためには勇気が必要
我が家の場合は、私が夫に怯えていることで、本来対等な立場である夫婦関係が破綻していたため状況が悪くなっていました。
相手に変わってほしいと願うだけでは、何も変えられないと気がつけた瞬間でした。子供のためにも、私がもっと早くに勇気を出して行動する必要があったのです。
勇気を出せなかったばっかりに、子供たちには本当に辛い思いさせてしまったこと、今でも申し訳なく思っています。
そして、私が変わったことで夫も変わりました。ここが一番大事なことです。ここで夫に変化がなければ、今後のためもに私は離婚をするつもりでした。
しかし夫は言動を改め、子供たちに対しても反抗的な態度をとられようが穏やかに接するようになったのです。
現在の夫
あれ以来、全く独り言で暴言がなくなった訳ではないですが、私も子供たちも気にせず生活できています。
夫は私に対しても、話を聞くようになり以前よりも気遣ってくれているように感じます。夫婦ってこういうことだよねと、今さらながら感じています。
以前のように夫の暴言で眠れない、恐怖で何も言えないということはありません。
そしてゲーム以外の場面でも、感情のコントロールを意識しているように見えます。
私の場合は、子供たちを犠牲にするまで状況を変えられませんでした。
結果的には夫の独り言で暴言は減りましたが、もっと早くに気がつければよかったと思います。
・・・ちなみに、暴言は減りましたが、夫の独り言は多いです(笑)
まとめ
独り言で暴言を吐く夫の心理状態と、その対処法について体験談を交えてご紹介しました。
一緒に生活をする家族ですから、誰かが一方的に我慢をするだけでは状況は良くなりません。
勇気のいることですが、嫌なことはハッキリとその気持ちを伝えることから始めてみてくださいね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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